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脱出する痔核を改善する硬化療法(ALTA療法)
ALTAの有効成分
ALTA療法とは、硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALTA)を患部に注射し、痔核を直腸の粘膜に固定・退縮させることで痔核の脱出・出血症状を改善する治療法です。
ALTAの有効成分
治療にあたっての注意
1)以下の方々は、薬剤の特性上、治療が受けられません(禁忌)

・妊娠している、または妊娠している可能性のある女性
・授乳中の女性
・小児(15歳未満)
・透析治療を受けている方
・嵌頓痔核の方
・リドカインに対して過敏症の既往がある方
 (リドカインを含むALTA製剤を使用する場合)
2)以下の方々は、薬剤の特性上、治療にあたっては主治医とよくご相談ください(慎重投与)

・腎障害のある方
・高齢者または全身状態が不良の方
・心刺激伝導障害のある方(リドカインを含むALTA製剤を使用する場合)
・重症の肝機能/腎機能障害のある方(リドカインを含むALTA製剤を使用する場合)
治療のメリット/デメリット
どんな治療法にも、良い面と悪い面があります。
治療法を決定する際には、主治医とよく相談しましょう。
メリット
・一般的に結紮切除術と比べて痛みや出血が少なく、治療期間も短いため、身体的・精神的負担が軽減されます
・一般的に結紮切除術と比べて短期入院が可能です(施設によっては日帰り治療を行っている場合もあります)
・治療費が結紮切除術の1/3〜1/2程度(保険診療の場合)で、経済的負担が軽減されます(施設により費用は異なります)
デメリット
・結紮切除術に比べ再発率が高いとされており、再発の可能性はゼロではありません
・外痔核には効果がなく、すべての痔核に向いているわけではありません。
・ALTAを患部に注射する手技(四段階注射法)は難度の高い技術のため、この技術の教育を受けた医師が在籍する施設でないと治療ができません。どの病院でも気軽に受けられる治療法ではありません
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治療の流れ
治療の時に「肛門鏡」という器具を使って痔核を診やすくするために、まず最初に麻酔を行います(一般的に肛門部、または腰部に麻酔をします)。
肛門鏡って何? 麻酔について
1つの痔核に対して4箇所に薬液を分割して注射し、十分に浸透させます。
複数の痔核がある場合にはそれぞれに対して同様に注射します。
この投与法は、一般に「四段階注射法」と言われています。

投与後、しばらくすると出血は止まり、脱出の程度も軽くなります。
1週間から1ヶ月前後で投与された部分が小さくなり、脱出や肛門周囲の腫れもひいてきます。退院後もしばらく通院し、治療経過を確認することが必要です。
ALTA療法の治療風景を見る 痔の相談ができる施設の検索はこちら
治療後の経過
1)以下のような普段と違う気になる症状(副作用)がおこる可能性があります。
治療後は十分に注意し、もし症状が現れたらすぐに受診してください。

  ・発熱(10日〜2週間以内)
  ・頭痛
  ・気分不快(吐き気・食欲不振)

2)ALTA療法を受けた後に他の医療機関で直腸肛門の診察を受ける際には、ALTA療法を受けた旨を必ず医師に伝えてください(注射した部分が硬くなるため、ガンと誤診される可能性があるため)
入院治療による治療後の経過
BACK/外科的治療法
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